WordPressでコーポレートサイト制作
目次
- 完全なオリジナルデザインの場合
- 海外のコーポレートサイト対応テーマの場合
- コーポレートサイト対応テーマ制作の難しさについて
- 本テーマの場合
完全なオリジナルデザインでの制作をご希望の場合
完全なオリジナルデザインでWordPressテーマを制作しようとすると以下のような大変な作業が必要になってきます。カスタマイズ性をどこまで持たせるかによっても違ってきますが、数人で数か月の仕事になると思います。
完全なオリジナルデザインでの制作例
- ヒアリング
- Photoshop等でデザイン画像作成・・・オリジナルデザインで描きます
- HTML5 / CSS3 / JSでコーディング・・・デザイン画像の(完全)再現をします
- WordPressサイト化(ブログ等が必要な場合)・・・WordPressテーマとプラグインの自作(要保守)
- WooCommerce対応(本格的なお店をする場合)・・・セキュリティ関係により配慮
海外のコーポレートサイト対応テーマの場合
日本語でキレイに表示させるためにはCSSの調整が必要になりますが、国産テーマより割安で入手可能です。海外で最もレベルの高いテーマ市場では、有料ページビルダーと有料スライダーをバンドルした多目的タイプのWordPressテーマが人気です。デザインに対する審査基準が厳しく、PSDやHTMLテンプレートで審査に合格してからWordPressテーマ化するケースも少なくありません。
有料ページビルダーの特徴
- 表示画面上で設定の変更が反映されるのを確認しながら作業できます。
- テーマ開発者がデザインした部品を登録できます。
- 多機能すぎて複雑に感じるかもしれません。
- 英語です。
コーポレートサイト対応テーマ制作の難しさについて
コーポレートサイト対応テーマを制作しようとすると、投稿ページで使用する部品に加えて、主要な固定ページで使用する部品の制作も必要になってきます。制作方法はいくつがありますが、それぞれ一長一短があり、Gutenbergブロックエディタ登場以前はコア機能だけで制作するのが困難だったように思います。※受託制作の場合は、他の方法があったり事情も違うのでここでは想定していません。
主要な固定ページで使用する部品の作り方
- Gutenbergカスタムブロック・・・仕組みとして最適ですが、開発中で仕様が変更されるかもしれません。
- ページビルダー・・・仕組みとして最適ですが、ライセンスの問題があります。
- ショートコード・・・仕組みとして最適ですが、複雑な部品は入力欄が多く向かなさそうです。
- 各プラグイン化・・・スライダーのような複雑な部品に最適ですが、数十個バンドルするのは無理そうです。
- ウィジェット・・・部品の追加や並び替えができますが、設置場所の指定が必要で制作難易度も高そうです。
- カスタムページテンプレート利用・・・ヘッダー等と同様に編集できますが、特定ページでしか使えません。
- カスタム投稿タイプとカスタムフィールド利用・・・複数ページに対応できますが、編集画面がわかりにくいかもしれません。
本テーマの場合
リリース時は、投稿ページの部品は「Gutenbergカスタムブロック」、主要な固定ページの部品は「カスタムページテンプレート」で制作していました。現在は、すべての部品のGutenbergカスタムブロック化に伴い、旧部品の「カスタムページテンプレート」は機能が重複するため非推奨化しました。
本テーマの部品について
Silentテーマ / Silent Blocks
- 投稿ページの部品: 「Gutenbergカスタムブロック」「ショートコード(Classicエディタ用)」。
- 主要な固定ページの部品: 「Gutenbergカスタムブロック」
本テーマの部品の特徴について
本テーマの「Gutenbergカスタムブロック」の特徴
- 編集画面のビジュアルを表示画面に出来るだけ近づけてあります。
- 仕様変更が度々行われているため、影響を受けにくいようにシンプルな設定項目で制作しています。
- 静的ブロックの「ブロックのリカバリーを試行」ボタン表示(非推奨プロセス)は、開発者にも負担のかかる仕様のため、オプションの増減だけでもしやすいようにしています。